サブスクリプション・早くB'z FRIENDSIIIが聴きたいです

生まれて初めて買ったCDは「やまだかつてないCD」で、KANの「愛は勝つ」や永井真理子ZUTTO」、やまだかつてないWinkなど、バラエティに富んだオムニバスCDでした。あれから30余年、CD愛好家として何百枚ものCDを所有する「CD派」でした。

www.amazon.co.jpmp3の登場、iPodの発売、iTunesストアの誕生。世間ではその度に、CDはもう買わなくて良いのではないかという声が高まり続けましたが、そんなことには耳も貸さず、お気に入りのアーティストの新譜は必ずCDで購入するライフワークをやめることはありませんでした。しかしそんな私がついにCDの購入をストップすることになりました。タイトルでお気づきかと存じますが、「サブスク」の登場です。

サブスクとはサブスクリプションの略で、いわゆる定額で聴き放題のサービスのことです。

しかし、サブスクの登場ですぐに飛びついたわけではありません。やはり懸案事項が多かったからです。「ネット経由での品質の不安」もありましたが、「音楽を所有していない」という状況を受け入れられず、最初は静観することにしました。

これを打ち破ったのが、私の利用しているauからの案内です。なんと「半年無料」にするのでサブスクを試してみないか?というお誘いをしてきたのです。

それならと、軽い気持ちで登録してみました。ちょうどネットで予約していた東京事変の「音楽」というアルバムが届くか届かないかといった時期でした。CDは発売日に私の住まいに届くように通販会社から発送されたのですが、ポストが小さく、配送会社の持ち帰りになってしまいました。本来ならば週末に再配送を依頼して、ようやく聴けるようになるところです。ところが、東京事変の「音楽」は、すでにサブスクで聴ける状況になっていたのです。CDを買ってなくても、発売日にサブスクで聴けるという状況。これ、CD買う必要なくないか?と思い始めるのも当然のことですよね。

books.rakuten.co.jpさて、サブスクを利用することになったものの、私は好きなアーティストの作品は全てCDからiTunesリッピングしてあるので、サブスクに加入しても新作以外聴くことあるかな?と最初は思ったものです。ですがこれ、完全に間違いでした。

サブスクで聴くならどういう音楽がいいか。当然「自分が持っていない楽曲」を聴いてみたいと思いますよね。私で言えば、小学生時代に好きだったアニソン(ハイスクール奇面組とかタッチの音楽)や、少し世代が上の井上陽水とか大江千里の楽曲を聴いてみたり、これまで敬遠していたYOASOBIやOfficial髭男dismといった若いアーティストの楽曲などを聴くことが増えました。これにより、音楽を聴く幅がものすごく広がり始めました。特にテレビで紹介されて気になっていたキリンジの「エイリアンズ」など、サブスクでヘビロテし、今ではカラオケのレパートリーに昇格です。おそらくサブスクがなければ出会うことのないアーティストでした。キリンジ

books.rakuten.co.jpそして親和性が高かったのは、カーオーディオ。もともと私はiPhoneの容量を食いたくないので、iPhoneには音楽データを一切入れておりません。よって、カーオーディオは直接CDから取り込んだ楽曲のみ聴くことができました。ところがサブスクならiPhoneの容量を圧迫することもなく、Bluetoothで繋げばいつでも好きなプレイリストを高音質で再生できるのです。今では、自家用車のみならず、社用車でも聴ける環境を整えています。先日は、親戚の葬儀で遠出しなければならなくなったのですが、高齢の母が好きそうな曲を集めて流したところ、母だけでなく兄にも好評でした。

ということで、すでにお試し期間は終わりましたが、十分に価値があると判断し有料会員になってしまいました。auの狙い通りですね。現在のヘビーローテーションはL'Arc-en-Cielの「FOREVER」。そして、B'zの「FRIENDIII」がサブスクで聴ける日を、今か今かと待っています。